2024-09-06 兄思いだったんだ 鸚鵡籠中記 正徳1年10月15日。小賄頭佐藤九大夫に暇を出す。領分には居づらくなったと云々。仕事については不届者であった。翌16日夜、九大夫弟奥茶堂小頭萩了益が自殺する。兄のことなどで借金があったか。但し、久大夫の家族を引き請けていた。家計がどうもならないと心配していたが、ふと乱心してしまったかと云々。父は大工小頭萩庄兵衛であった。