名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

伝左さんはなぜお金がもらえないの

宝永5年9月13日。
今朝、小頭が伝左のところへやって来て、昨日書付が出されたので今日中に早速尋ねに出かけるようにと云々。
伝左衛門には仲間からの援助はなかった。
理右・伝左ともにわざと槍を持たせず、伝左・理右ともに江戸・京・大坂へ行く場合は名古屋へ知らせて指示を仰ぎ、それから行くようにと云々。
伝左衛門は池鯉鮒から吉田・岡崎あたりへ行くと云々。

夜、近頃江戸から来ていた織田周防守息女が小笠原三郎右の子三九郎に嫁ぐ。
織田氏の門から南、そこから西の家々では揚提灯(高張提灯)を出す。
見物が群れをなす。