名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

理右と文之右って何をしたんだっけ

宝永5年9月2日。
夕暮れに文左衛門は源右のところで武右・平左と吸物などと酒を頂き、帰りに平左と共に伝右へ立ち寄り、かねて自分に言いたいことがあれば遠慮なく言ってくれとのことだったので、世間の噂になっており言いにくかったけれど話をした。
理右・文之右が先日書付を出し、28日にすぐに立ち去ったのは間違いないことである。
しかし手がかりがあってのことであったので今まで待っていたが、すでにその手がかりへ送った者も帰って来た。
当時すぐに立ち去ったのは当然であったと話したが、伝左は同じ考えではなかった。
小頭衆も内密には同じ考えとのことだったが、ただし小頭からとわからないように話してくれとのことであった。