名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

これはただの風邪ではないな、今のインフルエンザか

宝永4年12月6日。
昼前、少し地震がある。
朝岡甚五右衛門は先月28日に江戸へ発つはずであったが、仕事で間違いがあり、遠慮・引き込んでいた。
3日に片が付き、この朝尾張を出発する。
熊谷与兵衛の家でお叱りにあい、お赦しにもあった。
近頃、風邪がひどく流行っている。
家では3人、5人、あるいは残らず風邪をひいていた。
しかも普通の風邪ではなく、はやり病の類であった。
天地不正の気配で一面に感染したのか。
木薬屋では来年3、4月まで売るように用意した薬を売り切ってしまったと云々。
このことで多くの病人がいることをしることができた。