名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

コネって恐ろしいなあ

宝永3年3月23日。
都筑元右衛門が江(ママ)天遊の娘である妻を離別する。
元右衛門の母は智光院家来鬼頭円右衛門という若者と密通しており、いろいろなことがあった。
嫁のことを憎み、元右衛門をもいたぶり、そのため元右衛門はまるで病気のようであった。
津田新十郎・沢井助左衛門・横井介之進は父親天遊に話し、娘をもらい返した。
家を出る日、智光院が別れのあいさつにやって来たと偽り、涙を流すと云々。
円右衛門は昔大公にも内緒で御目見し、三の丸の四の間まで案内もなしに入っていた。これも全て智光院のとりなしによるものであった。