名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

今でも落札してからどうにもいかなくなることがあります

元禄16年7月22日。
評定所が始まる。
先日の7人の預けられた輩の詮議がある。
これは1度で済ます。
津田九郎兵・平岩七太夫・山崎源兵衛・安藤平左衛門を廻って尋ねる。いずれもすぐに詮議し、決着する。
九郎兵は刀を差さず、すぐ近くへ呼び寄せて九郎に申される。
その方は博奕の罪である。
吉田主膳と瀬戸段之介が言ってることは本当であるかと。
うなずく。
それは法に背く間違ったことであると云々。
手嶋弥右衛門も同様で、他の者も同様。
段介は6月頃から兄与太夫に預けらて詮議がある。
近頃、熱田仏閣造営で色々もめ事があると。
江戸より材木を請け負ってやってくると、こちらで買い求めようとすると高値に困ってしまい逐電してしまう。
請人は捕らえられたと。
大工も2、300人江戸よりやって来たが、材木が揃わないので江戸へ帰る者が多いと。
その他は略す。