名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

逆恨みか

元禄16年2月11日。
申(午後3時)過ぎ、七曲青木五右衛門門外で里村善次左衛門の僕が切り殺される。
その前に人宿(口入屋)と浪人が善次左衛門の所へやって来て、この僕と口論していた。
浪人がここへ奉公しようとしたのをこの僕が邪魔をしたというようなことであった。
人宿は帰ってしまった。
2人は七曲へ行くが、死して(間違いか)、後ろから善次左衛門僕の頭を切りつけ、見事に割ってしまう。
浪人は逐電する。
この浪人は最初は萱屋町観音院で草履取をしていた者であった。