名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

外泊は難しいのだ

元禄14年6月16日。
卯中刻(午前6時)、霊屋が出来上がり、遷牌が行われる。
僧は40人。
巳中刻(午前10時)、年寄衆は寺を退出する。
天王の祭礼はこの遷牌のあとで行われる。
艮刻(午前3時)に終わる。
廻文がある。
覚。
面々に召し仕えるしんめう(針妙)女(裁縫をする女)に泊りの暇は一切出さないように先頃言いつけられたが、病気で主人のところで養生するのが難しい場合は、泊りの暇を出し養生させることは今後認めることする。
しかし、泊る場所はは親子・兄弟・伯父・甥従弟までとする。
その者の親子については泊りの暇を出すことは認める。
また遠方から召し抱えた者については、やむを得ない用事で親のところへ行った場合はその日のうちに帰るのが難しいのであれば泊りの暇を出すことを認める。
泊りの暇を出す場合は主人はよく吟味し、先の親類以外への泊ることは良くない旨を申し付けた上で泊まりの暇を出すように。
6月。