名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

これは盛大な法要

文政4年3月5日。
御堂照遠寺祖師堂の棟上げが行われ、入仏は8日から17日まで行われる。
祖師550回取越(繰り上げ)千部百僧供養を行う。
児音楽、説法(英智院なり)が行われる。
児の中でも少女は美しく艶やかであった。
京鷹か峰、山科などの檀林(陣)から旅僧がたくさん集まり、隣の法輪寺を宿坊とする。
裏道を開けて通路とする。
僧は120人ほどに増える。
祖師堂中に僧が並び、向拝の外、欄干の左右の回廊までかき出し(桟敷のようなものか?)を設け、その後ろには大勢僧が集まる。
児の出る小さなかき出しも設ける。
人が多く集まる。
本堂の西の外陣(げじん)ならびに位牌堂を児の楽屋とする。
18日は大施餓鬼を行う。(後略)