名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

悲しい話だな

元禄12年3月19日。
この夜、高岳院前の武野新五兵衛裏で人が首をくきり、木の上で死んでいた。
元は新五兵衛の百姓であった。
近頃困窮のあまり借家を追い出され、少し前にここへやって来ていた。
この日もやって来て、置いてくれと言ったが聞き入れられず、一度立ち去ったがいつのまにか忍び込んでいた。