名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

上司の趣味が部下に伝染するのは今も同じ

元禄8年6月14日。
夜、曇る、もしくはわずかに雨が降る。
両城代衆は鉄砲を頻繁に嗜まれる。
今年になって両城代が代わる代わる矢田へ出かけるので、同心の輩もこれに倣い、稽古する者が多くなる。
鉄砲を打つと頭もすっきりする。
文左衛門にも200目ぐらいの鉄砲を打ってはどうかと久兵衛が熱心に話しかけてくる。