名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

不意打ち

貞享2年4月。
近頃、桑名町勝野太郎左衛門屋敷前の傘屋が、連れと大津町あたりへ出かける。
酉半刻(午後6時)過ぎ、杉ノ町のあたりで足袋の紐を結んでいたところ、何者かが背を一太刀切りつけ、逃げ去る。
翌日傘屋は死んでしまう。