名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

火には注意しないと

宝永6年6月7日。
酉半(午前6時)前、出雲守様(松平義昌)屋敷前の家から出火し、火が激しく燃え上がるが、亥(午後9時)前に静まる。
文左衛門は急いで役所へ出向き、飛騨守も馬に乗って門前に控えておられる。
亥(午後9時)過ぎに文左衛門は帰る。
鍵数(世帯数)は536軒、家数は274軒。
板へき(へぎ板)と戸作りと隣と云々。
煙管をくわえながらたくさんの木破(コッパ)を2階に上げていると、一気に燃え上がったと。