名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

大体部屋に戻れるぐらいだから傷は深くない

宝永5年2月18日。
近頃、久屋2町目吉田若狭が宿を追放となる。

近頃、玉屋町の紺屋が夜起き出して仏壇の下の脇差を取り出し、喉を貫いて脇差を元の場所に戻し、寝所へ入り伏せていた。
うなったので人が見つけたと云々。
翌日、町同心などがやって来ると紺屋はこう言った。
誰に恨みはない。
病気のためふと思い立って自害しようとしたが死ねないものだと云々。
乱心かと云々。
養生して回復したと。