名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

コロナの時代と同じ

宝永4年6月19日。
近頃、足軽頭後藤彦太夫が大磯で乱心する。
以前江戸へ下ったが、病気のため願い出て尾張へ戻る途中であった。
日頃から大酒飲みと云々。
従弟松井林蔵が迎えに行き、まず江戸へ引き取る。
近頃、隼人正組小藤善介が痢病(赤痢)で死ぬ。
近頃、痢病が大流行する。
小牧町だけで37人死ぬと。
そのためあちこちの町で天王を大いに祭る。
大野理右衛門の3人の男の子全員が死んでしまう。
このほかあちこちでも同様で、数え上げることもできなかった。