2024-01-19 コロナの時代と同じ 鸚鵡籠中記 宝永4年6月19日。近頃、足軽頭後藤彦太夫が大磯で乱心する。以前江戸へ下ったが、病気のため願い出て尾張へ戻る途中であった。日頃から大酒飲みと云々。従弟松井林蔵が迎えに行き、まず江戸へ引き取る。近頃、隼人正組小藤善介が痢病(赤痢)で死ぬ。近頃、痢病が大流行する。小牧町だけで37人死ぬと。そのためあちこちの町で天王を大いに祭る。大野理右衛門の3人の男の子全員が死んでしまう。このほかあちこちでも同様で、数え上げることもできなかった。