名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

変わり果てた姿を見るのは忍びない

宝永1年7月25日。
文左衛門は10日忌中の届けを手紙にして武右へ遣わす。
この朝、久太夫を沐浴する。
文左衛門が見たところ右半身が紫色の斑になっていた。
いつもと変わった姿をみるのは耐えがたかった。
この日から道具などを片付ける。
酉(午後5時)過ぎに久太夫高岳院に葬る。
参詣の人たちが堂内にあふれる。