2023-09-10 変わり果てた姿を見るのは忍びない 鸚鵡籠中記 宝永1年7月25日。文左衛門は10日忌中の届けを手紙にして武右へ遣わす。この朝、久太夫を沐浴する。文左衛門が見たところ右半身が紫色の斑になっていた。いつもと変わった姿をみるのは耐えがたかった。この日から道具などを片付ける。酉(午後5時)過ぎに久太夫を高岳院に葬る。参詣の人たちが堂内にあふれる。