名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

そりゃおかしいでしょう

元禄13年7月18日(ママ)。
寺西図書が知行や屋敷を返上したいと願い出る。
近頃、地ならしなどをしていたが、急に願い出る。
近頃、図書は自分の屋敷を町人が4000両で買おうとしていると言っていた。
図書はこの金を献上して、自身は淡路の屋敷などを拝領したいと思っていた。
大公はこれを聞いて、図書は隼人や美濃などと相談したのか、それとも1人で決めたことなのか。
代々門前で屋敷としたところを町屋にするとはとどういうことかと訝る。
使いの冨永内左衛門が図書は連判などを省いたというので願いは叶わず。