名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-04-23から1日間の記事一覧

寒い時期に焼け出されるのは大変だ

元禄13年2月29日。未半(午後2時)、古井村の農家1軒が焼失する。

念仏なんて元々節があるような気がするのですが

元禄13年2月28日。昼、火事だと騒ぎがある。嘘であった。近頃、町中の子どもたちが念仏に節をつけることを禁止する。これは去年の夏から流行り、家々でこれを行わない者はなかった。

縁談も鶴の一声

元禄13年2月27日。切紙をもって申し入れる。先月27日家老両人は城へ出るようにと秋元但馬守殿が御城附に申され、成瀬隼人正、石川隠岐守が出向いたところ、老中列座の芙蓉の間において殿様へ九条内大臣殿姫君との縁組をお言いつけになるとの上意があ…

1軒で済めばよかったのでは

元禄13年2月25日。米野では雷で家1軒が焼ける。

同僚の裏切りとはつらい

元禄13年2月22日。浪人西川佐右衛門が禅寺町の浄土寺墓所で書置を残して自害する。佐右衛門は近江守筆役であったが同僚の策にはまり暇を出されていた。近頃、相手に傷を負わせるが、死ななかったので逃げ去った。そのため自害するが、詳しくはわからず…

どうも火事のデマが多い

元禄13年2月11日。夕暮れ前、火事との知らせがある。嘘か。

よほど大声だったんでしょう

元禄13年2月9日。昼過ぎ、火事だと騒ぎがあるが、嘘であった。昨夜から迷い人を尋ねるのか、あちらこちらで人を呼ぶ声がするが、とても堪えがたくい。車長持の音なども数日続く。

冬の嵐

元禄13年2月8日。この日の天気で橘町の芝居小屋を壊れる。

有名な元禄13年の大火事、名古屋の半分が焼失したと

元禄13年2月7日。辰半(午前8時)過ぎ、信行院のあたりから火が出る。火は広大な範囲に及び、丑9刻(午前3時前)に消し止める。長助という者が火を出し、これで3度目の出火なので預けられる。文左衛門は急いで走り帰り、ようやく昼過ぎに鉄門へ出る…

元禄13年2月の天気です

元禄13年2月1日。快晴。元禄13年2月2日。明け方曇る。その後晴れるが、昼過ぎから曇る。半(?)過ぎから雨が降る。段々東風が強くなり、夜にはますますジメジメする。深夜には止む。元禄13年2月3日。段々晴れてくるが、風が強い。元禄13年2…

冤罪ですか

元禄13年1月23日。彦坂平太夫内詰足軽を評定所長屋の牢に入れる。この者は昨年冬に高田で妻子を切られた夫と相聟(嫁同士が姉妹)であり、この事件を疑われてのこと。その後許される。

年明け早々物騒な話ばかり

元禄13年1月22日。近頃、禅寺町下で若党が追剥にあう。血の気の多い侍の仕業かと。近頃、御歩行早川伴七が乱心する。昨年冬、苅安賀で盗みがあり、財産を奪う。美濃の百姓が訴え出る。盗人は中野惣八郎の百姓であった。拷問するが白状しなかった。昨年…

昔は江川と堀川の間に水路があったようです

元禄13年1月15日。熱田で印地打が行われる。名古屋、水車のある側の米屋1人が切り殺される。

乱心というか元々の変人

元禄13年1月14日。角田伝蔵が指矢のため上京する。親の近江守同心角田勘太夫、師の長屋忠左衛門らも同道する。大公から小判200両を下される。近頃、2日のこととも、大塩波右衛門弟の半六が乱心する。追い籠め(部屋に入れて出入を禁じる刑罰)とす…

誰がこんなことを

元禄13年1月13日。夜、禅寺町荒川孫四郎の前で13ばかりの女乞食が切り殺されている。7ヶ所の傷があった。

これも被害はなさそうです

元禄13年1月12日。明け方前に地震がある。

江戸時代でも予測はできたんですね

元禄13年1月1日。この日は日食のはずであったが、朝のうちは東の方角に雲があって現れず。

元禄13年1月の天気です

元禄13年1月1日。快晴。未(午後1時)過ぎから曇る。申(午後3時時)過ぎから少し雨が降る。夜、雨が降る。元禄13年1月2日。曇時々雨。昼過ぎには止み、次第に晴れる。元禄13年1月3日。晴。元禄13年1月4日。晴。元禄13年1月5日。晴。…