名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

年明け早々物騒な話ばかり

元禄13年1月22日。
近頃、禅寺町下で若党が追剥にあう。
血の気の多い侍の仕業かと。
近頃、御歩行早川伴七が乱心する。
昨年冬、苅安賀で盗みがあり、財産を奪う。
美濃の百姓が訴え出る。
盗人は中野惣八郎の百姓であった。
拷問するが白状しなかった。
昨年冬、御器所一本松で30ばかりの女を細引(麻のひも)で首と手をくくり、絞め殺してあった。
13日の乞食殺しとこのことが両方札に見える。