名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

焼け残ったのは幸い

元禄13年7月20日。
亥8刻(午後11時前)、出雲様(松平義昌)下屋敷側の家から火が出て、10軒余りが焼失する。
しかし、下屋敷は無事であった。
このうち3軒は2月の火事で焼けた家で、この夜焼け残った家は近頃工事を始めたばかりで、昼に棟上げ、屋根などを葺いたばかりであった。
未だに小屋住まいの者もいた。
付火とか。
破風から燃えだすと。