2023-05-01 焼け残ったのは幸い 鸚鵡籠中記 元禄13年7月20日。亥8刻(午後11時前)、出雲様(松平義昌)下屋敷側の家から火が出て、10軒余りが焼失する。しかし、下屋敷は無事であった。このうち3軒は2月の火事で焼けた家で、この夜焼け残った家は近頃工事を始めたばかりで、昼に棟上げ、屋根などを葺いたばかりであった。未だに小屋住まいの者もいた。付火とか。破風から燃えだすと。