名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

不幸中の幸いとはこのこと

元禄13年5月20日。
この日雷が落ちたのは鈴木金四郎の杉の木。
沢井助左衛門の椴(とどまつ)の木、やがて枯れる。
相応寺の松の木。
朝倉忠兵衛の椴の木、やがて枯れる。
相原八太夫・長岡五座衛門境の塀の上、塀は崩れる。
磯貝与一右衛門境。
熱田で2ヶ所、茶屋屋敷に落ち、柱・鴨居など裂ける。
文左衛門は書付を見るが、ここでは略す。
大公のやらい(矢来)門の側の藪に落ちる。
番人2人は不覚にも1間(1間は約1,8メートル)ほど飛び出して伏せる。
それでも誰1人怪我はなかった。