名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

澄んだ水にしかいないオオサンショウウオが市内にいたんだ

元禄13年5月14日。
近頃、大曽根から山田への向かう途中にある板橋の淀みのあたりで町人が䱱(オオサンショウウオの仲間)を網で捕らえる。
あるいは網でなく、鰌(どじょう)の#(竹冠に危・イガキ)とも。
長さは3尺(1尺は約30センチ)と。
足が4本あり、牙歯もある。
見慣れないものなので驚き棒で叩き殺そうしたが、大公が取り寄せられて御覧になるとの命令がある。
腹の中から蛙3匹、蛇3匹吐き出したと。
やがて魚も死んでしまう。