名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

それでも津のあたりまで逃げたのか

元禄10年3月20日。
晴。
阿濃において盗人を捕らえる。
弥助の僕で、若林治右衛門も自分の僕を使って探させていた。
俗に目明しと呼ぶ役人庄三郎が手下を連れて阿濃へと向かった。
盗人はこれを馬上から見ており、松林に入って自ら喉と頭を切って自殺しようとした。
しかし、死ねなかったのでこれを縛る。