名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

足芸ですか

文化13年。
大須の門前に足で芸をする見世物がやって来る。
岩本梅吉という者で、背の高さは3尺(1尺は約30センチ)ばかりの小人であった。
足で天窓(頭)を叩き、あるいは3番叟(能の演目)を踊り、鈴扇(神楽)は面白く、折鷺(折り紙)などを折り、春駒を踊り、様々な足芸を見せる奇妙な片輪であった。
前芸(前座)は手づま(姓名は知らず)が披露する。