2023-01-22 足芸ですか 青窓紀聞 文化13年。大須の門前に足で芸をする見世物がやって来る。岩本梅吉という者で、背の高さは3尺(1尺は約30センチ)ばかりの小人であった。足で天窓(頭)を叩き、あるいは3番叟(能の演目)を踊り、鈴扇(神楽)は面白く、折鷺(折り紙)などを折り、春駒を踊り、様々な足芸を見せる奇妙な片輪であった。前芸(前座)は手づま(姓名は知らず)が披露する。