名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

仕事なんてやってられるか

元禄9年5月25日。
長野紋左衛門家来が矢田へ沙(砂)を取りに出かける。
大曽根で酔っぱらってしまったのを押の者が見ており、主人に報告をする。
すぐに主人がこの者を連れて行くと。
荒川十兵衛の召仕とも。
出雲守様御小姓役大嶋波太夫は病気と称して参上しなかった。
4、5日たって暇を下される。
勧められて願い出ると。
太夫は町家に住んでいたが、仲間を呼び寄せ酒を飲み、浄瑠璃を聞かせて調子にのっていた。
道行く人は立ち止まり、これを聞いていたと。
柿羽織がこれを見て、御目付に報告したと。
6月4日に暇を下される。
大嶋波太夫ま元御歩行であったが、珍しい役替えで昨年御小姓になっていた。

こりゃ、こってりとしぼられたな。