名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

おっ、人間嫌いになったのか

元禄8年5月2日。
雨が降るが、申刻(午後3時)過ぎると止み、曇る。
夜、文左衛門は源右衛門のところへ出かける。
近頃訪ねて来る者が多くやかましいので、昼も門を少し開け、竹を戸の後ろに付けて開かないようにしている。
用があれば門を叩けば通すようにしている。
このため親類といえども遠慮し、訪ねることを我慢していると。