名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

スパイが動き回ると疑心暗鬼になってしまうもの

元禄7年12月。
近頃、堀治部右衛門が3度ほど福留三郎右衛門のところへ出かけた。
そこへ行くはずもない者であった。
当時、隠し目付がいると噂されていたので、三郎右衛門も隠し目付かもしれないと。
信じられる話ではない。

行くはずのないところへ行ったからといって怪しまれても困ってしまう。