名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

出社拒否に親不孝か

元禄6年8月21日。
南条杢左衛門・山本忠右衛門が改易となる。
忠右衛門には最近従弟渡辺七郎右のところで話す。
渡辺七郎右衛門は先日50石減封で小普請に入った時に沖打(漁や釣り)に出かけ、その日帰らなかったため。
日頃は病気と出仕せ。
、このことが江戸へと伝わり、暇を下される。
南条杢右衛門は昨年筑後守から叱られる。
先ずは母に対する親不孝のこと。
元々妾がいたが、急に暇を求められ、杢右衛門が引き留めると妾が言うには、あなたの母がいなければ留まってもよいと。
母がこれを聞きつけ、日頃の行いを恨んで家を出てしまう。
この他にも悪事があり、御鷹匠衆に暇を出したと。