名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

親子で悪人だったのか

元禄13年4月7日(ママ)。
近頃、但馬様(松平友著)御歩行村上折右衛門が但馬様のところで馬鹿をし、暇を出されて浪人となった。
小普請の親同名伊助もこれに関係しており。悪事にきりがなかった。
このため親類らはこれを殺して自殺したことにした。
先月の28日に建中寺、相応寺は御目見を済ませ、老中などへ礼に出かける。
志摩というところへ出向き、くぐり戸をくぐる時大門が開き、閂で建中寺は眉間を突き、血が止まらなくなる。
この時、連れ立っていた中西甚五兵衛はまだ乗物から降りていなかった。