名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-11-05から1日間の記事一覧

かなりのワルだな

元禄6年8月4日。御中間小頭後藤喜右衛門が牢に入る。この喜右衛門は大博打打ちの棟梁であった。この者と関係のあったものは全員調べられる。偽手形もやっていたと。

おせっかいだな

元禄6年8月30日。近頃、熱田に末社16が新営される。六角越前が御代参のおり、末社が絶えていたことを申し上げたため。

犯罪者のオンパレード

元禄6年8月30日。夜明け前、小さな地震がある。この日、博奕宿をしていた6人が様物となる。百姓18人は所払いとなる。また納屋の裏で怪しげな宿をしていた者が捕らえられる。ここに出入りしていた者は多く、出家した者もいたと。また先日、納屋で遊女…

8月29日の天気です

元禄6年8月29日。雨が降る。

8月28日の天気です

元禄6年8月28日。曇。朝、少し雨が降る。夜、雨が降る。

妹の頼みは断れないな

元禄6年8月26日。近頃、松平助之進は改易になった後、京に住んで世倅(長男)を黒谷の寺へ出していた。これのために尾州の女房に状を遣わし、着物・大小・金子を求めた。助之進の女房は召仕をしていた。女房は何とかして人を遣わせようとするが肝心の人…

筋金入りの博奕打ち

元禄6年8月26日。外山(あるいは冨田)土体が高木志摩に御預けとなる。土体ははなはだ博奕に溺れ、我が家に閑室を設け、昼夜博奕宿としていた。初めて博奕にやって来た者はまず土体に御目通りすると云々。また土体は初めの名を外山八左衛門で、5人扶持を…

人は増やさず仕事は増やす

元禄6年8月24日。触状がくる。切紙で申し上げる。財政が厳しいので、御家中御普請役を務める輩は来年戌の年から5割増しで務めるように。かつまた来戌の年から江戸御供代御番あるいは御使など仰せ付けられ、病気などで務めるのが難しく、月数36ヶ月努…

人は増やさず仕事は増やす

元禄6年8月24日。触状がくる。切紙で申し上げる。財政が厳しいので、御家中御普請役を務める輩は来年戌の年から5割増しで務めるように。かつまた来戌の年から江戸御供代御番あるいは御使など仰せ付けられ、病気などで務めるのが難しく、月数36ヶ月努…

またまた中毒が始まった

元禄6年8月23日。彼岸に入る。真福寺では演目百合若大臣高麗責が行われる。これは水からくり。太夫は笹尾平太夫。側では踊りや物まねも行われると。

世相を表すような嘆き

元禄6年8月21日。近頃、罪人が多く、特に牢屋がいっぱいで困っていると。

出社拒否に親不孝か

元禄6年8月21日。南条杢左衛門・山本忠右衛門が改易となる。忠右衛門には最近従弟渡辺七郎右のところで話す。渡辺七郎右衛門は先日50石減封で小普請に入った時に沖打(漁や釣り)に出かけ、その日帰らなかったため。日頃は病気と出仕せ。、このことが…

小言にように倹約、倹約

元禄6年8月21日。寺社へ倹約を言い渡される。供応は行わないようにと。町中への言い渡しでは諸士との会合、供応は行わないようにと。ならびに諸士と連絡も取らないようにと。主人のほかは木綿地を着るようになど在郷に言い渡される。百姓は木綿地、女は…

8月19日の天気です

元禄6年8月19日。申半時(午後4時)から雨が降り始め、遠くでは雷鳴が聞こえる。夜戌半時(午後8時)には土砂降りの雨となる。

8月18日の天気です

元禄6年8月18日。暁前、強い雨が降る。しばらくすると止む。辰半時(午前8時)に雨が降りが、又止む。夜になると時おり雨が降る。

8月17日の天気です

元禄6年8月17日。暁前から強い雨が降る。辰半刻(午前8時)には止むが、またしばらくして降り始める。

8月16日の天気です

元禄6年8月16日。朝から雨が降り、正午には止む。雷も少し聞こえる。

8月15日の天気です

元禄6年8月15日。晴天。夜になると月が地面を照らす。

8月14日の天気です

元禄6年8月14日。夜、遠くで稲妻が光る。北の方角では雷が3、4回鳴る。

8月12日の夜空

元禄6年8月12日。夜、月の周りに暈(かさ)がかかり、まるで虹のようであった。

夜勤かあ

元禄6年8月11日。この日から御城代衆沢井三左衛門・井野口六郎左衛門は御城で夜泊り番をする。その他にも番人も多く出てくる。新番頭は五十人頭に属する。御城御留守御番衆は御城代衆ひとりずつに泊御番仰せ付けられる。新番頭衆は昼夜。50人頭衆は昼…

こういう僧侶を生臭坊主などと言います

元禄6年8月10日。平田院浄土長正寺照遠寺の弟子1人、本立寺弟子2人のあわせて3人。これらは法華宗。建中寺の長老1人。いずれも博打や色に溺れたので、衣を剥いで追放となる。

何で亭主を追い払ったのか

元禄6年8月10日。曇。辰半時(午前8時)、少し雨が降る。朝、大曽根へ坊主が盗みに入り、脇差を盗む。亭主を捕えて裸にし、薦(こも、筵)1枚着せて追い出す。

コメントは差し控えたい

元禄6年8月6日。前津の町屋で乞食入道を見る。睾丸が西瓜よりも大きく、実に怪しげであった。様物が二体あった。

昔から医者は儲かる

元禄6年8月2日。近頃の話では、医者の中に隠し目付がいると。小出玄徳・高木玄信・木村玄卜らが隠し目付であると。奉公にも出ず、病気といって引き込んでいる者の実否を調べていると。あるいはこれは嘘で、医者をはやらせないために言い出したと。

なりすまし詐欺だな

元禄6年8月2日。近頃、にせ柿羽織を着たひとりを捕らえる。久屋の小間物売りで名は作兵衛。柿羽織を着て出かけ、御法度の帯をした者から帯を取り上げる。よほど儲かったと。

8月3日の天気です

元禄6年8月3日。辰半時(午前8時)から雨が降り始め、巳の刻(午前9時)に止む。申上刻(午後3時)からまた雨が降る。

あなたがだらしないから親が苦労するのでは

元禄6年8月2日。夕暮れ、相原久兵衛がやって来て、親の願いは三左衛門に伝え、目の病気なら大事な御役を務めるは難しかろうと。しかしながら武兵も老人であるが、新役ばかりではおぼつかないので若林元右衛門を付けるのでしばらく務めるようにと。文左衛…

うまく仕事を押しつけた

元禄6年8月2日。寺社の門前ならびに地子の本屋・借家併せて2050軒ほどは今後は寺社奉行の支配となることが仰せ付けられる。これは町奉行からの願いによるもの。7月24日に言い渡される。また町中の寺々の借屋も残らず寺社奉行の支配となる。

倹約と言いながら

元禄6年8月。熱田大宮末社16所、八劔宮末社1所、高倉末社1所、その他氷上の内朝苧社、曽布久目の末垢の社など19社で遷宮が行われる。これは桂昌院尼公が御造営を仰せ付けられたため。