名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

百姓も大変だ

元禄6年2月10日。
卯の刻(午前5時)、文左衛門は岡本治部右衛門・三宅九郎三郎・相原萩右衛門と連れ立って、平子へ鹿狩り見物に出かける。
平子までは3里(1里は約4キロ)で、大森寺の東のあたりであった。
弓や鉄砲はなく、百姓や足軽が騒いで猪2頭・狼1頭・狐3頭・鹿20頭ほどを槍で突き殺す。
勢子が少なくて獣を多く取り逃がす。
申の5刻(午後5時)に帰宅する。