名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

死んだ若党がかわいそう

元禄5年6月26日。
今宵、29になる高力七兵衛の子が乱心する。
この夜、なじみの若党を呼んで座らせ、少し仰向けになれと言う。
若党が怪しみもせず仰向けになったところを一太刀で切り殺す。
ひとりの若党が立ち向かってくるとこれも傷つける。
しかし終には若党が飛び込んで刀を奪い去り、牢に入る。