名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

犯行未遂

貞享2年12月29日。
町奉行手代を処分する。
手代は奉行寺本七兵衛が自殺したという切紙(手紙)を伴文右衛門・青木小左衛門などへを遣わし、まず子を殺そうとおびき寄せる。
手代が脇差を抜くと、女房がこれを見て押し留めて声をあげる。
近所の者に召仕どもが集まり、その間に文右衛門・小左衛門もやって来る。
乱心ということとなり、片桐弥五衛門長屋に引き取る。