名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

40両はどこへ

貞享2年12月中旬。
伝十郎と名乗り津守様(松平義行)の家老となり宝永戌(1706年)に亡くなる遠山宇右衛門の若党が米120石を70両で売り払い、その金を持って逃亡する。
伝十郎の頃からの小僧上がりのため請人もなしと云々。
御国方が召し捕らえ、宇右衛門のところでこれを受け取り、牢を借りて入れておく。
盗み取った米の代金は30両ばかりと。