名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

これは皆がグルでは

貞享2年12月13日。
夜、山下武左衛門家来が知行所四女子村から年貢の金を受け取り戻ってくる。
庄屋が送ってくれるが、家来は(竹腰)龍助の蔵屋敷の辺りで庄屋を帰らせる。
堀川端へ出ようとすると、2,3人の若者がやって来て中将様(綱誠)がここへお越しになるので引き返すようにと言われる。
そこで江川端を行くと、向こうから2、3人がやって来て家来を田の中へ突き飛ばし、年貢の金の鼻紙袋(財布)などを奪って逃げ去る。
助けを求めたが、逃げ足が早くどうすることもできなかった。