名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

複雑な泥沼愛憎劇

貞享2年6月11日。
萱屋町観音堂向かいの日雇い磯右衛門が、女房の鼻を切り離別する。
舅は同町桧物屋(わげもの屋)で男の子がいる。
この子の母親が死んだ後に今の妻を娶る。
磯右衛門の女房はこの妻の連れ子であった。
男の子が磯右衛門の女房と通じたためにこの事件となる。