名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-06-27から1日間の記事一覧

近隣の者ではないということか

貞享5年4月25日。龍助領内味鋺で誰かわからないものひとりが自殺する。少しの間そこにさらしてから片づける。

聞いてないでは許されない

貞享5年4月18日。御目付須野崎清兵衛が逼塞仰せ付けられる。9月7日に御免となる。津金武右衛門も遠慮とのこと。清兵衛は服喪中ながら、17日の祭礼で殿が桟敷から帰る際にそこに居合わせたためと。前日、武右衛門は殿の御帰りには服喪の者は居合わせ…

桶に飛び込んで死ねるか

貞享5年4月17日。本重町通と本町・七間町の間で水番が桶の中に死体が浮いているのを見つけたと。しかし、祭礼の時期のため、まずはそのままにしておく。その後調べてみると膏薬を売り歩いていた者のようで、乱心して飛び込んだのではないかと。

身元がわからないのがさびしい

貞享5年4月11日。相応寺門ぎわで女性が切り殺される。21、2歳と思われ、首を前から切られたようであった。広小路に死体をさらすが、どこの者かはわからず。

船頭を切ったら帰れないだろう

貞享5年4月7日。夜、成瀬民部組南部次郎右衛門が伊勢からの帰り、熱田まで半里(1里は約4キロ)のところで船頭を切ろうとする。船頭は少し傷を負いながら海に飛び込み逃げ去る。このため次郎右衛門は船中で自殺する。このことは増田次兵衛より小頭へ知…