名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

婿いじめってことか

宝永6年3月8日。
この朝、星野半之右衛門が須貝惣右衛門のところで自殺する。
惣右衛門は舅だったので妻と子ども2人が行っていたが、この2人はいずれも妻の子どもではなく、召仕から生まれた子であった。
この妾と2人は衣服がなくて奉公に出る様子もなく、いつも責められ、惣右衛門の弟は自分たちのために暇を出されたので、日頃惣右衛門とさほど仲もよくなかった。
これらのためこうなると云々。
半之右衛門の弟と2人の子どもは半之右衛門召仕(オトナ)孫右衛門の町屋へ当分行くことになる。