名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

屋根を葺くにもいろいろと決まりがあるものだ

宝永3年1月7日。
文左衛門は屋根の棟を葺くため中萱212束を1分2朱で買い求める。
車賃は150文。
11日に屋根ふき2人で葺く。
80束ほど萱が余る。
重ねるところはだんとり結び、ほこ(鉾)は蕨の縄で必ず行うべきである。
加藤平左の本屋に32文で1把、縄5把を入ると。
藁で薦を編ませ、その上によしず(葦簀)を伏すように。
俵こも(薦)は簡略なもので、麦から(殻)こも(薦)は良くない。