名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-11-15から1日間の記事一覧

大がかりな詐欺事件です

宝永3年1月30日。近頃、美濃の偽婦のことで町人が多く預けられる。尾張藩の領分だという濃州ひたち(日立)村に住む円六は百姓のところへ八三郎様局の娘といって女を1人妻に遣わした。実はこの女は馬廻近藤武兵衛の孫で、田辺善太夫の娘であった。飯田…

勉強のためですかね

宝永3年1月29日。昼前から文左衛門は源太左へ行く。両段集(剣術指南書)の絵を写す。夜、そば切などが出て、戌(午後7時)過ぎに帰る。

放火ってことか

宝永3月1月24日。子刻(午後11時)過ぎ、日置はたご(旅籠)町で民家3軒が消失する。法蔵寺地蔵堂へも2度火がつけられるが、消し止める。

浅知恵は通用しない

宝永3年1月22日。喜子進様台所人正木久左衛門が評定所東に入る。この者は行いが良くない上、はなはだ貧乏であった。以前十一屋の隣大黒屋の妻と関係を持っていた。大黒屋は気づいていたが知らないふりをして女房を離別し、道具も返さなかった。この女は…

これは確かにおかしいです

宝永3年1月21日。寺尾頼母は病気が回復し、今年初めて長髪で老中のところへ出かける。縫殿殿・主水殿で折り返し、口上を2度言い置いて戻り、また病気のために引き込む。酒に酔ってのことか乱心気味だったのか。

そりゃ逃げれないわ

宝永3年1月13日。国府宮の儺追(はだか祭)取が小田井の民家に押し入り、捕まる。その父が怒って刃を手にして互いに争い、互いに傷つく。午2刻(午前11時半前)、法花寺町通り西側から火が出る。乾風(北西)の風が強く吹いており、妙蓮寺などそのほ…

正月早々火事など出してはいけない

宝永3年1月11日。戌(午後7時)前、西蓮寺の寺内で火が燃え上がろうとするが、すぐに消し止める。

屋根を葺くにもいろいろと決まりがあるものだ

宝永3年1月7日。文左衛門は屋根の棟を葺くため中萱212束を1分2朱で買い求める。車賃は150文。11日に屋根ふき2人で葺く。80束ほど萱が余る。重ねるところはだんとり結び、ほこ(鉾)は蕨の縄で必ず行うべきである。加藤平左の本屋に32文で…

多分この文での可仕は反語でしょうね

宝永3年1月3日。切小判(目方不足で通用しなくなった小判)を流通させないようにとの廻文がある。

宝永3年1月の天気です

宝永3年1月1日。晴。昼過ぎから薄曇。夕暮れからわずかに雨が降り、夜も降り続く。宝永3年1月2日。雨が降る。巳(午前9時)から止む。曇。宝永3年1月3日。晴。明け方、少しの間雨が降る。宝永3年1月6日。風が吹く。夕暮れ、雪が降るが、その後…