名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

これは恋愛のもつれか

宝永2年7月18日。
文左衛門は比丘尼衆の畳検分から直ちに政右・中尾三之右と小塩弥五左へ出かける。
碁を囲み、夕暮れ前に帰る。
素麺・吸物・酒など。
申刻(午後3時)、駿河町に住む17歳の美しい鈴木伊与守小姓松嶋左源治を22歳になる用達金子丹之右衛門が居間の隣の間で2ヶ所刺し貫く。
刺されて逃げ回っていると中小姓柴田弥太郎が立ち向かって捕らえる。
傷を負って放してしまうが、また立ち向かって捕らえる。
その間に大勢が集まり、金子を捕らえる。
左源治はやがて死んでしまう。