名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

親の急病なら仕方がない

宝永1年8月14日。
丑半(午前2時)過ぎ、寺尾頼母は江戸へ下る。
暇を冨永彦兵に告げ、出発する。
親内匠が江戸へ着いた後調子が悪くなっていた。
今月10日には血を下しており、急を要するためであった。
内匠の妻は近江守姉を信濃守の娘として遣わしていた。
今は亡くなっており、頼母は今の妻とは絶縁して町屋に住んでいた。