名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-09-15から1日間の記事一覧

文左衛門の大好きな狂言

宝永1年8月25日。彼岸に入り、真福寺で十三郎の狂言が行われる。

犯人というわけではなさそうだ

宝永1年8月20日。少し前、経師屋弥兵衛甥と同船した者のうち中川作兵衛僕が牢に入る。その他の町人も町へ預けられた者もあったが、後に全員許される。作兵衛僕らも主人から暇を出す。近頃、熱田で踊りがあり、浮かれた祢宜が町人と争いになり、言い争う。

親の急病なら仕方がない

宝永1年8月14日。丑半(午前2時)過ぎ、寺尾頼母は江戸へ下る。暇を冨永彦兵に告げ、出発する。親内匠が江戸へ着いた後調子が悪くなっていた。今月10日には血を下しており、急を要するためであった。内匠の妻は近江守姉を信濃守の娘として遣わしてい…

百姓には不利だな

宝永1年8月14日。免番衆からの廻状があり、長良村の今年明けの免は4つ6分5厘。去年より1分上る。

それほど素晴らしい剣術家なのか

宝永1年8月10日。少し前から嶋松右衛門剣術の弟子にたくさん人が集まる。

姑を呪った祟りか

宝永1年8月6日。未(午後1時)前、本屋藤兵衛が隠居屋へやって来たので酒を飲ませる。帰りに台所で倒れ、立ち上がることが出来なくなってしまう。汗が流れ出るが、気は確かで言葉もはっきりしていた。起きようとしてまた倒れ、ひと休みして庭まで行くと…

礼はちゃんとしないと

文政1年8月5日。文左衛門は忌が明けたので出仕する。彦兵殿、六郎左衛門殿、九郎右殿から使いが来ていたので礼に出かける。そこから方々礼に廻る。(後略)

自殺か事故死か

宝永1年8月1日。近頃、経師屋弥兵衛が連れ多くと甥の船で出かけた。酒に酔い騒いでいるうちにこの甥が側にいた中川作兵衛仕の脇差を抜き、手に持って急に水中に入った。人々は驚いたがどうすることもできず、死骸も引き上げられなった。翌日、死骸が材木…

宝永1年8月の天気です

宝永1年8月2日。夜、時々雨が降る。その後も時々雨が降る。宝永1年8月3日。辰半(午前8時)過ぎから大雨となるが、半時(1時間)ほどで止む。その後、天気は安定せず。宝永1年8月4日。晴。宝永1年8月6日。曇。夜更けに雨が降り、ジメジメする…