2023-09-14 これは大変な人物ですね 青窓紀聞 文政6年1月24日。木曽山村伊勢守吉良殿が亡くなる。この人はこの家には珍しい朝散太夫(従五位下)であった。儒学に精通し、明公の時代、命により家の仕事を退いて家は嫡男に譲り、新たに国老の列に加わり、3000俵を賜る。寛政の初めにこれを辞し、木曽に隠居して月俸50人分を賜ったが、今年世を去る。法号を得たのでここに記す。徳光院殿従五位下前勢州刺吏照山宗遵大居士。