名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

引き留められるのは有能な証拠

宝永1年6月1日。
辰半(午前8時)、源右・武右より手紙が来たので文左衛門は源右へ出かける。
先日差し出した半三郎の願書が戻ってくる。
昨年の願いから間もないのでこの願いは受け付けない。
病気はまずしっかりと養生するように。
2、3年は待つべきだと両城代衆は思っている。
2、3年過ぎて(ママ)もう一度願い出る際も、小右衛門を相役とし、五味文左衛門も願いを出すべきと。
もっとも半左衛門からも五十人頭衆へ願うべきと云々。
武右・八郎右・左之右へもこの間の労苦に感謝するため出かけ、言い置きをして帰る。