名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

少し酷なような気もするが

元禄15年11月14日。
亥(午後9時)前、建中寺裏門向いの町屋から火が出る。
1町(1町は約100メートル))ばかりが焼ける。
子刻(午後11時)にはおさまる。
火元は水道奉行方に出人の作兵衛が借りていた家であった。
夫は巾下水道小屋に番に出かけており、女房は病気のため1人で家にいた。
大屋のふき替えた古い萱を焼き、水で消したと思って寝るとこうなってしまった。
作兵衛は30日押し込められた後、前の通り働く。
大屋は沢井刑部家来の大脇又兵衛であった。