名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-11-22から1日間の記事一覧

興行は博奕と同じ

宝永3年2月26日。橘町で勧進能が行われる。大夫は小松六郎左衛門、ワキは三宅十郎左衛門・吉田伝右衛門。観客は少ないと。

夫婦で悪行

宝永3年2月18日。3人扶持御目見平尾伴太夫は妻の行いがよくなく、伴太夫自身も無法が過ぎると評定所東揚屋に入る。

仏の道も人事異動

宝永3年2月17日。坂崎佐右衛門は行いがよくないため親類に預けられる。跡部仲右衛門も父元右衛門に預けられる。これも行いがよくないため。ただし、厳しい処罰ではなく、行いを戒めるためのもの。近頃、大津町清浄寺へ遍照院が住職として入る。これは創…

いつの時代も酔っぱらい

宝永3年2月16日。大須で大工の弟子が酒に酔って脇差を抜き、すぐに捕らえられて預けられる。

大須は大賑わい

宝永3年2月15日。昼から文左衛門は武兵へ出かける。頼母子のくじが行われる。文左衛門は頼まれた1口1両2分を出す。夕飯を食べ、日が暮れて帰る。松浦市左衛門・源右・友節・吉田伴太夫も来ていた。昼頃火事と言うが、嘘であった。間嶋朱殿・浅田左源…

文左衛門、単なる野次馬か

宝永3年2月14日。未(午後1時)過ぎ、巾下で火事というが嘘であった。酉半(午後6時)、新町下隼人正下屋敷加嶋伴蔵から火が出て、向山弥右衛門と2軒が消失する。文左衛門は彦兵の門まで出かける

円六はあの詐欺師

宝永3年2月13日。円六の妻たのが牢に入る。伊勢屋久四郎も牢に入る。妻子は預けられる。

これはよくあること

宝永3年2月12日。昨日の日付の簡略の廻文が来る。

かなり火が経ってからのお調べ

宝永3年2月11日。最初は津守様(松平義行)の小姓を勤め、今は浪人の馬廻組近藤武兵衛孫政之右衛門に尋ねたいことがあるとのことで、武兵衛を連れて評定所東屋敷に入る。昨年9月、大須で刀を落としたのかこの政之右衛門と。昨年冬に暇を出していた。彼…

とやかく言う前に手伝わないと

宝永2年2月10日。未(午後1時)過ぎ、駿河町下から火が出る。火元は小普請組上野作兵衛控の借家に住むすぶた権左衛門という古かね(金)屋であった。2町(1町は約109メートル)ほど先まで東へ火の粉が飛んでいく。両側6,7町あまりが残らず消失…

これも文左衛門は獲得できなかったか

宝永2年2月9日。昼から源太左のところへ出かける。いつもの頼母子会で瀬左・曽右と共に。夕暮れに帰る。

今ならパワハラで大騒ぎ

宝永3年2月3日。近頃、荒川次郎九郎が乱心との噂がある。近習の男女を度々殴りつけると。妻は近江守のところへ戻る。近頃、建中寺行者通閑に申懸(論争を挑んだり、言いがかりをつける)をした者が所を追い払われる。

冬にこの仕打ちはあまりでは

宝永3年2月2日。蔵の米の値段が決まる。買留(藩による買い上げ)は2分、1両で9斗4升。昼過ぎ、一色伝右衛門横町で男が女の服を下帯まで剥ぎ取り、逃げ去る。この女は惣嫁(売春婦)で木綿を盗んだからと云々。

宝永3年2月の天気です

宝永3年2月3日。薄曇。未半(午後2時)から雨が降る。時に小降りとなる。夜も雨が降る。深夜に止む。宝永3年2月6日。申(午後3時)から曇る。その後、雨が降る。夜になって雨が降る。深夜に止む。晴れて風が吹く。宝永3年2月7日。晴。宝永3年2…