2023-06-24 当たるはずがないと言われて当たれば万々歳 鸚鵡籠中記 元禄15年7月20日。昨日から巾下新道で天満十太夫の操りが行われ、大勢の人が集まる。粥の食傷(食あたり)と言い、当たるはずのない太夫が当たったからと。申(午後3時)前、火事と言うが嘘であった。丑(午前1時)頃、永国寺北の片町で西側2町(1町は約100メートル)余りが焼失する。東側は藪であった。