名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

死んでしまってはダメだろう

元禄14年6月。
久々宇又八の女(娘)が長井孫市に嫁いだ。
その夜から孫市に今まで召し仕えていた妾の生霊が憑りついて煩ってしまった。
又八夫婦は女が食を欲するのは生霊が食を好むからだと思った。
食べさせては霊が強くなると食べさせなかった。
そして干し殺しにした。
愚かなことである。