名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

時代を先取りしたような話

最初間淵庄大夫と名乗っていた昌栄という者がいた。
大坂で生まれたが、生まれた際は男か女かはっきりせず男とした。
しかし、医師が見て女だと言ったので女とした。
15、6歳になると男根が生え、髭も生えてきた。
尾張に来て奉公していたが、親が心配したので大坂へ帰り、親が死んだ後は出家する。この類は本朝国語(江戸時代の書物)にあり。